「ランナー」(あさのあつこ著)の感想
11月 2nd, 2007 at 10:45am
あさのあつこといえば「バッテリー」が代表作ですが
「ランナー」の書評で『「バッテリー」を凌駕する、新たなる代表作!』と
書いてあったので気になって読んでみました。
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長距離走者として将来を有望視されていた高校一年生の主人公は、
複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部し妹の面倒を見ることを決意する。
でも本当は一度レースに負けただけで走ることが怖くなっただけ。
妹の存在を自分への言い訳にして走ることから逃げていた主人公。
監督や友人からも復帰を薦められ、だんだんと自分の気持ちが前向きになって。。。
というストーリー。
私も運動部だったので主人公の気持ちは痛いくらい分かりました。
結果が思うように出なくて逃げ出したくなる気持ち。
誰かのせいにして辞めてしまいたくなる気持ち。
高校生でも一人の人間で、それぞれに複雑な思いや状況がある中で
一人の選手としてやっていかなければいけない厳しい現実。
それを乗り越えられた時にまた一歩前へ進めるんですよね。
ただのさわやか青春小説ではなく「児童虐待」や「家族の在り方」という
重いテーマも織り込まれている話なんですけど、読み終わった後には
希望が残る、あさのあつこらしい作品でした。
とても読みやすいので活字離れしている中高生や
サクっと読める小説が読みたいという人にオススメ。
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